地ビールブーム
20年ほど前になるでしょうか?
地ビールブームというのがありました。
各地に地ビールが生まれました。
一部の地ビールは生き残りました。
一方で多くの地ビールが事業継続を断念しています。
クラフトビールブーム
数年前からクラフトビールが日本全国で人気になり、今も相当な数の専門店や醸造所が立ち上がっていってます。
地ビールブームのときとの違いの一つは各醸造所の製造量の規模といえるでしょうか?
100~300リットル程度の製造製造設備と小さく、かつ、飲食店が併設していて自分のお店でそのまま提供する。
ブルーパブといわれるお店。
ただ、1回当たりの製造が100~300リットルということであり、月間、数百リットルを製造しないと製造免許は下りません。
数百リットルを消費できるお店となるとある程度の店舗のサイズ、客席が必要となります。
よって、中には、他のお店に卸をしたり、他のお店のブランドビールを製造してあげたり、という努力が必要になります。
ただ、中にはすごい人たちがいるもので、
小さいスタートでもどんどん規模を大きくしている。
やはり優秀な人間は優秀で、どんな分野ででも頭角を現せるもので。
今でも様々なクラフトビール専門店や醸造所が立ち上がっています。
話によると、アメリカがではやはり小さな醸造所がたくさん立ち上がり、結果、それらのクラフトビール市場はビール消費全体の十数パーセントの規模まで拡大しているとか、
一方、日本ではまだ1パーセント程度、と
まだまだ延びる余地あるよね!
これが、クラフトビール醸造への動機だったり、コンサルの方の殺し文句だったりするわけですが、、
クラフトビールつくりなんてやめた方がいいよ!?
醸造規模が小さいと、それだけ、効率は下がるわけで、
その分、コストは上がるわけで、、
そんな高いビール、誰が飲むの?
だからといって、効率を上げて大きくするとそれだけ、売れないリスクは高まるわけで、、
私の場合も相談したほとんどの知人から
「あー、地ビールね。やめといたほうがいいよ。」
と一蹴、、
税務署へ相談した時にも言われました。
ビール作っても売れない醸造所はたくさんある、と
あきらめさせようという風にも聞こえてきます。
言われていませんが、
「辞めといたほうがいいよ」「あきらめた方がいいよ」と、、
鹿児島県を見れば、
種子島にも屋久島にもクラフトビール醸造所はあります。
なのに奄美大島にはありません。
奄美には黒糖焼酎のメーカーがあるし、儲かるなら彼らが既にやっているはず、
やろうと思えば、クラフトビール醸造設備なんて、メーカーからすれば大した投資でもないだろうに。
それでも、黒糖焼酎メーカーだって参入しないのに。
「お前がやっても駄目に決まってる。」
クラフトビールやっても儲からないよ。
もう、コテンパンです。
優秀でもない、資金力もない、
無謀なことに挑戦する年でもないと笑われるかもしれない、
一般論として、
新規にビジネスをスタートするときは、
猪突猛進
エイヤ!
成功する将来ばかり見えて、周りが見えなくなる
人の話もあまり聞こえない、聞かない。
自分ではしっかりと調査して、計画立てて、行けるんだ!と、、
もう間もなく、決断の時。
馬鹿だね、とも思う日々、、、
ダメだった場合の記事書きました→ブルワリーの辞め方